ヨルダンは、アラビア半島の情勢が維持できるかどうかという事に関して、鍵を握っている国である。
ヨルダンの現在の王族はハーシム家で、これはクライシュ族に属するムハンマドの系統で、非常に位が高く、もともとはアラビア半島のもっと良い所に住んでいた。
しかし、現在のサウード家に追い出され、追い出されたところに住んでいるので少数派となっている。
そして19世紀半ばに、ロシアが来たコーカサスのチェチェンやチェルケス、イングーシ、ダゲスタンを支配した時に、その支配を潔しとせずに逃れたチェチェン系、チェルケス系など北コーカサス系の人達がトルコに150万人、アラブ諸国に100万人いて、ヨルダンにも多く流入している。
ヨルダンの国王親衛隊とか、2014年12月にシスラム国に戦闘機を撃墜されて身柄を拘束され、その後焼き殺されたヨルダン空軍の中尉も北コーカサス系で、ロシアから来た人達である。
アラブ諸国の中で、イスラエルと外交関係を持っているのは、エジプトとヨルダンだけで、2015年6月からはイスラエルとヨルダンが「空の共同防衛」を始め、ヨルダンの上空はイスラエルが警備している状態となっている。
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