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2016年8月9日火曜日

日本には第二次大戦が終わるまで「姦通罪(かんつうざい)」という法律があり、当時の常識としては「不倫は悪」だった。
姦通罪とは配偶者のある人が、配偶者以外の人間を性的関係に陥る罪であり、夫のいる女性と、その女性と関係をもった男性に適用された。
夫から告訴があって初めて公訴される罪である「親告罪」だった。
当時は、日本は家父長制が強く、男は女性の面倒を最後までみる義務があったが、逆に言えば、女性が男性の所有物という位置づけでもあった。
つまり、姦通罪は夫が妻を所有物として、ある意味「財産」とみなしていたために存在した法律だった。
第二次大戦後、日本では姦通罪は撤廃され、これ以降、不倫は民法上では「不貞行為」として責任を問われることはあっても、刑法で罰せられることはなくなった。

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