Amazon

2016年9月1日木曜日



ナチスは非常に健康にこだわっていたという。
禁煙運動もナチスが始めたことで、「生涯現役」というのもナチスの思想であり、「働けるだけ働いて、その後はできるだけ早く死んで欲しい」という発想からきている。
ナチスは食品の安全にも取り組み、無着色バターや麦芽入りパンを食べるようになったのはナチスの時代からである。
健康診断、がん検診もナチスが始めた。
ナチスが健康にこだわった理由は、「医療費を削減する」という目的だけでなく、「身体は総裁のものだ」という発想があったからである。
我々の身体は我々が勝手に処理していいものではなく、健康体を維持しなければならない。
人間という資源の効率的な利用であり、この資源の効率的な利用という考え方が、現在のドイツでは人間に向かわずに、ゴミのリサイクルに向かっている。
ドイツでは、ゴミのリサイクルが細かく定められており、ビンも色別に回収したりと分別が厳しく、製品の包装材を回収してリサイクルすることが製造者に義務付けされている。

健康帝国ナチス (草思社文庫)

0 件のコメント:

コメントを投稿