内閣について話す場合、「国家」と「社会」を分けて考える必要がある。
内閣は国家と社会の間にあり、内閣とは非常に矛盾した場所だからである。
内閣は国家と社会の間にあり、内閣とは非常に矛盾した場所だからである。
自民党総裁は、社会から選挙で選ばれてくる代表で、政党は基本的には社会から生まれてくる「私的結社」と考えるべきである。
それに対して内閣総理大臣は、もう一つの役割として「官僚の長」つまり国家の代表という地位も持っている。
官僚の長としての立場と社会の代表として、国民から選ばれている立場で板挟み状態に陥り、その決着がつかなくなってしまう。
自民党は長く政権の座にいたことで、「社会の代表」でありつつ「官僚の長」でもあるという矛盾を上手に調整する能力がある。
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