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2016年9月1日木曜日

弁護士には技術的な法律知識はあっても、そもそもの「法律を制定する」という発想がない。
その要因の一つとして、日本では「法哲学」が軽視されているからである。
全ての学問には、その前提となる哲学ががあり、歴史には歴史哲学、言語学には言語哲学、医学にも数学にも哲学がある。
法律にも、どのように法律をつくるかという、法哲学がある。
そういうものを無視すると、例えば憲法に関して「解釈は、総理大臣ができる」というような、憲法によって国家を縛る立憲主義を無視したような発言も出てきてしまう。
特に弁護士は、最初に法律ありきで、「法律は人が作るものだ」という発想が希薄である。

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