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2017年12月10日日曜日

安倍政権は、2016年7月の参議院選挙の直前に、ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン教授をアメリカから呼び寄せて、アベノミクスの経済政策の正しさを裏付けさせようとした。
実際には、クルーグマンは自身が「異次元の金融緩和」を提言しておきながら、『ニューヨーク・タイムズ』(2015年10月20日付)で、「想定している以上に量的緩和の効果が出ない原因は、本質的かつ永続的な日本の需要の弱さに根差している」と敗北宣言ともいえるコラム「Rethinking Japan」を寄稿している。
つまり、あれだけ猛烈な資金供給をしたのに、なぜ物価も上がらず消費も伸びないのか、訳が分からないというのである。

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