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2013年3月17日日曜日

国際的な自殺率(10万人当たりの自殺者数)の比較を見ると、日本の自殺率が25.8なのに対して、アメリカの自殺率は11.0(2005年)、イギリスは6.4(2007年)で、主要国の中では日本が群を抜いている。

平成22年度版『自殺対策白書』によると、総数では1997年に19.3だったのが1998年に24.0と急激な上昇を示している。
日本が世界に冠たる「自殺大国」になったのは、男性の自殺率が1997年の26.6から1998年の37.2へと、1年で4割も増えたからである。

1998年以降、45~54歳と55~64歳の二つの年齢グループの男性の自殺者数が倍になっている。
さらに無職者の割合が全体の57%と半数を超えており、10年以上にわたり、日本では職のない10万人もの中高年男性が次々と自ら命を絶っている。

また、失業率の上昇と非正規社員比率の上昇だけで、統計学的には男性の自殺率の92%を説明できるという研究もある。

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