国際的な自殺率(10万人当たりの自殺者数)の比較を見ると、日 本の自殺率が25.8なのに対して、アメリカの自殺率は11.0 (2005年)、イギリスは6.4(2007年)で、主要国の中 では日本が群を抜いている。
平成22年度版『自殺対策白書』によると、総数では1997年に 19.3だったのが1998年に24.0と急激な上昇を示してい る。
日本が世界に冠たる「自殺大国」になったのは、男性の自殺率が1 997年の26.6から1998年の37.2へと、1年で4割も 増えたからである。
1998年以降、45~54歳と55~64歳の二つの年齢グルー プの男性の自殺者数が倍になっている。
さらに無職者の割合が全体の57%と半数を超えており、10年以 上にわたり、日本では職のない10万人もの中高年男性が次々と自 ら命を絶っている。
また、失業率の上昇と非正規社員比率の上昇だけで、統計学的には 男性の自殺率の92%を説明できるという研究もある。
平成22年度版『自殺対策白書』によると、総数では1997年に
日本が世界に冠たる「自殺大国」になったのは、男性の自殺率が1
1998年以降、45~54歳と55~64歳の二つの年齢グルー
さらに無職者の割合が全体の57%と半数を超えており、10年以
また、失業率の上昇と非正規社員比率の上昇だけで、統計学的には
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