Amazon

2014年5月31日土曜日

戦後、公職追放になった自由党総裁の鳩山一郎から請われ、その後を継いで首相の座に就くにあたり、吉田は鳩山に次の条件を提示した。

1.資金作りはやらない
2.閣僚の選考に口出し無用
3.辞めたくなったら、いつでも辞める

これらの条件については、吉田自身の追想録にも明記されており、同様に鳩山も自身の回想録に露行されている。

しかし、鳩山の回想録には、吉田の追想録にはひと言も書かれていない、もう一つの条件があった。

4,GHQの追放が解けたら、首相の座を鳩山一郎に返す

この事が、吉田と鳩山の確執を生み、鳩山一族との激しい抗争が繰り広げられた後、結果的に吉田は首相辞任に追い込まれた。

0 件のコメント:

コメントを投稿