国民年金は加入者が得な仕組みになっているが、年金財政全体では 収支は今後悪化していく。
日本には公的保険制度は、国民年金と厚生年金の2つしかないので 、国民年金の赤字は、サラリーマンが支払う厚生年金で補填するこ とになる。
厚生労働省にとって、厚生年金が都合がいいのは、保険料の半額を 企業が負担することになっている事である。
企業負担分は経営側からすると人件費の一部でしかないが、サラリ ーマンはそれを給料の一部と思っていないので、この錯覚を利用し て「厚生年金の利回りはプラスである」と言うことができる。
厚生労働省は「将来世代でも厚生年金は2.1倍もらえる」と主張 しているが、内閣府による試算では、会社負担分を加えた総保険料 では、厚生年金の利回りは53歳以下のサラリーマンでマイナスに なっている。
男性に限れば、現役世代は全員が払い損になる。
税金と違い、年金は払った保険料がいずれ本人に反ってくるとされ るので、厚生労働省は厚生年金の保険料率を、国会の決議を経ずに 裁量で決定できる。
1989年に12.4%だった保険料率は、いつのまにか16.8 %まで引き上げられ、賞与も対象となり、今後も更に負担増が決定 している。
サラリーマンが納めた年金保険料の半分は国民年金の赤字の穴埋め に流用され、消えていくのである。
日本には公的保険制度は、国民年金と厚生年金の2つしかないので
厚生労働省にとって、厚生年金が都合がいいのは、保険料の半額を
企業負担分は経営側からすると人件費の一部でしかないが、サラリ
厚生労働省は「将来世代でも厚生年金は2.1倍もらえる」と主張
男性に限れば、現役世代は全員が払い損になる。
税金と違い、年金は払った保険料がいずれ本人に反ってくるとされ
1989年に12.4%だった保険料率は、いつのまにか16.8
サラリーマンが納めた年金保険料の半分は国民年金の赤字の穴埋め
0 件のコメント:
コメントを投稿