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2014年6月20日金曜日

大昔から京都の税金は土地の広さではなく、「間口」で測った距離に対して地租税が課されていた。
だから、どの家もウナギの寝床のようになってしまった。

普通、畳の大きさは1間は6尺だが、江戸間は5尺8寸、京間は6尺5寸もあるので、京都の畳の大きさは、東京よりも大きい。

この理由は、江戸時代にさかのぼる。
京は幕府の直轄地として、伏見奉行が管轄していた。

田沼意次の全盛時代には、小堀政方という人物が伏見奉行を務めていた。
小堀は任命されて半年は真面目に奉行職を務めていたが、芸者遊びを覚え、金に困窮し、京の豪商から御用金一千両を調達した。

事態はそれで終わらず、エリートで頭が切れる小堀は、ついに「畳税」をヒラメキ、新築家屋について畳一枚につき税金を課した。

京の町民は、この時から僅かでも畳の寸法をごまかして節税しようとした結果、京畳の寸法は大きくなってしまった。

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