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2014年6月20日金曜日

宗教法人の税制度に、「みなし寄付金制度」というものがある。
収益事業でた収入の2割を非収益事業部門に回すことができる上に、残った所得に対する税率も22%課税と優遇されている。

関東信越国税局から14億円の所得隠しを指摘された「宗教法人宇宙真理学会」は、ラブホテルを23軒も経営するラブホテル業界の雄である。

この宗教法人が経営するラブホテルの部屋には、「世界の恵まれない子供たちに喜捨をお願いします」と掲示されている。
喜捨とは「お布施」の宗教用語。

客が支払った代金の6割を売上計上して、4割をお布施として有り難く頂戴するシステムとなっていた。
もちろん、宗教法人なのでお布施には税金はかからない。

国税局は、「利用者はお布施をするつもりはなく、勝手にホテル側が分別経理をして、一部を税務申告から除外した」として、課税決定した。

ちなみに、このラブホテルチェーンの土地、建物は全て宗教法人の所有なので、固定資産税も払っていない。

実態は、ラブホテル経営者が、休眠していた宗教法人を買収したにすぎなかった。

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