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2014年10月3日金曜日

吉田茂から福田赳夫まで、歴代首相の指南役と言われた安岡正篤という陽明学者がいた。
敗戦時の「玉音放送」の文案を添削したのは有名だが、池田勇人のつくった派閥「宏池会」の名付け親としても知られる。
佐藤栄作や大平正芳を含めて、特に官僚出身者が施政方針演説などに安岡の朱を入れることを求めたが、石橋湛山、三木武夫、田中角栄などの党人派は安岡からは遠かった。
官僚出身ながら、宮澤喜一だけは例外で、安岡を敬遠していたという。

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