「産業政策」という言葉は、日本だけしか通用しない特殊な政策である。
「産業政策」は英語では説明不可能な概念で、「industrial policy」と訳しても先進国では通じないので、頭に「Japanese」を付けねばならない。
先進国の人からは、「日本の『産業政策』というのは、政治家と役人への利益誘導ではないか」と言われる。
それに比べると、「民営化」(privatization)、「規制緩和」(deregulation)は世界中で共有できる概念である。
しかし、これらの言葉についても、本来は「プライバタイゼーション」は「民有民営」を意味しているが、日本では国有でも会社形態にすると「民営化」と呼ばれ、国際的な意味と異なっている。
また「デレビュレーション」は、本来は「規制撤廃」を意味するが、日本語訳では「緩和」と訳され、骨抜きになっている。
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