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2014年11月15日土曜日

『特殊法人総覧』を見ていると特殊法人の理事の経歴に「退職(役員出向)」と記載されている場合がある。
これは国家公務員の「退職管理基本方針」によって行われた「現役出向」のことで、別名「ウラ下り」と呼ばれている。
菅政権下で閣議決定された制度で、官僚が退職して再就職する時、役所の斡旋がつくと「天下り」となって規制の対象になるが、「退職せずに現役で出向」ならば、規制から外れるという抜け穴である。
本当に退職して退職金をもらう時には「出向」している期間も通算されるので、形式的な退職には意味がない。

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