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2015年5月12日火曜日

14年間、JPモルガンで勤務し、「伝説のディーラー」と呼ばれていた藤巻健史・参議院議員は、1997年に10年国債の利回りが0.6%から2.4%に上昇したタイミングで、国債を先物で売りまくり、国債先物のプットオプション(国債先物を売る権利)を買いまくり、金利スワップの固定を買いまくった。
その結果、1997年12月の1ヶ月だけで300億円を稼いだという。
一般企業で言えば、純利益ベースの数字である。
JPモルガンでは、12月から翌年11月までの業績で12月のボーナス額が決まっていたので、ニューヨークの上司から、残りの11ヶ月は会社に出社せずに遊んでいろと言われていた。
ちなみに300億円の利益に対するボーナスは、会長並みのボーナスに相当する。
しかし、藤巻氏は「JPモルガンで未来永劫に破られない年間利益額を達成しよう」と勝負を続けた結果、残りの11ヶ月で300億円の利益を全て吹っ飛ばしてしまい、会長並みのボーナスも全て失ってしまった。

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