中国に対峙した日本人が戸惑うのが歴史感で、「事実」の定義が違う点である。
法律用語に「発生事実」と「決定事実」という言葉がある。
発生事実とは、物理的に物事が発生した、そのままの事実のこと。
決定事実とは、当事者が「これが事実である」と取り決めた人為的な「約束」のこと。
発生事実とは、物理的に物事が発生した、そのままの事実のこと。
決定事実とは、当事者が「これが事実である」と取り決めた人為的な「約束」のこと。
欧米と日本で重視されるのが、より客観的な「発生事実」であるのに対して、中国では「決定事実」でしか歴史を語らない。
その好例が、中国が南沙諸島の沖合に作っているヘリポートや発電所で、「我々の建造物がある場所だから、フィリピンが撤去しない限り、領有を認めたことになる」という理屈になっているのである。
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