外交官の世界には厳格な序列がある。
まず大使館のトップは全権特命大使、その次が特命全権公使、次に公使、参事官、一等書記官、二等書記官、三等書記官と続いて、最後の副理事官まで細かいランクがある。
同じランクの人は着任順で上下が決まり、同日の着順ならば着任の申告をした時間の早い方が上になる。
なぜこれほど上下関係をはっきりさせるかというと、軍隊と同じで、その方が命令が迅速に行き渡り、速やかに実行できるからである。
軍隊のように生死に直面する厳しい組織では上下関係が厳格で、外交の世界も諸外国との交渉という一種の戦闘状態であるので、必然的にそうなるのである。
軍隊のように生死に直面する厳しい組織では上下関係が厳格で、外交の世界も諸外国との交渉という一種の戦闘状態であるので、必然的にそうなるのである。
ちなみに、外務省では一番下の「副理事官」の肩書だが、法務省や警察の場合だと「理事官」という肩書は課長と同クラスの立場である。
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