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2015年7月15日水曜日

政府の財政が破綻すれば、政府といえども国民を守ることはできない。
個人としては、財政破綻というハードランディングの保険として、外貨資産を購入しておく必要がある。
購入すべき外貨資産は世界最強の国の通貨「ドル」を中心にして、先進国通貨に分散するのが理想的である。
具体的には、ドル預金よりはMMF(マネー・マーケット・ファンド)の方がよい。
外貨預金は為替リスクはあるが元本保証なのに対して、MMFは元本保証ではない。
しかしドルのMMFは、1年未満の米国国債や一流企業の1年未満社債で運用されているので、元本割れの可能性は低いので、ドル預金とMMFとは大きなリスク差はない。
違うのは税制で、外貨預金の為替利益は雑所得として確定申告が必要な総合課税であるため、高額所得者だと税額が馬鹿にらないし、その年に雑役がなければ為替で損をしても相殺ができない。
為替で損をした場合と利益が出た場合とが著しく不均衡となっている。
一方、ドルのMMFは、2015年末までは換金時の利益が期課税となっている。
2016年から申告分離で税率は20%となってしまう。
倒産リスクに関しては、ドル預金は預金した銀行に対するリスクなのに対して、MMFは購入した証券会社ではなく運用会社に対するリスクとなる。

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