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2015年8月17日月曜日

日銀に国債を売った側である金融機関の資産の推移は、日銀資料の「預金取扱機関のバランスシートの推移」を見れば分かる。
ポートフォリオに占める資産である国債・財融債の比率は下がり、日銀当座預金の比率が上がっている。
異次元緩和が始まる前の2013年3月時点で、預金取扱機関の保有国債残高は315兆円だった。
それが2014年12月には272兆円となり、43兆円減少している。
この減少分は37兆円増加した流動性預金とほぼ釣り合っている。
つまり、異次元緩和で金融緩和は起こっておらず、見せかけだけの金融緩和となっており、円安だけが進んだということになる。

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