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2015年10月15日木曜日

不動産の仲介業で、売主と買主の両方から仲介手数料を得る事を「両手取引」と呼び、多くの仲介業者は多額の収益を得るために両手取引を目指している。
レインズに登録するのは義務だが、他社からの問い合わせを受け付けないという「囲い込み」のインセンティブが働いてしまう。
囲い込みを簡単に見破る方法がある。
「マイソク」と呼ばれる横書きのA4用紙1枚に物件概要が記載されている資料があり、このフォーマットは厳密に決まっていはないが、暗黙の了解で「下部20%が仲介業者の情報」と決まっている。
買主から購入相談を受けた仲介業者は、レインズで物件を検索して、目ぼしい物件があれば貨客に紹介可能か、マイソクを出している不動産屋に問い合わせをする。
OKであれば、マイソクを印刷し、その上に自分の不動産のバナーを下部20%の部分に張り付けて、もう一度コピーを取り、顧客に提示する。
マイソクのコピーが微妙にかすれているのは、印刷した物件概要をもう一度コピーするからである。
囲い込みをしている仲介業者のマイソクは、仲介業者の情報欄のスペースが異なっており、不動産仲介業者のバナーを貼れなくしており、「ウチは囲い込みをしているんだ」という他店への無言のプレッシャーをかけている。
マイソクのフォーマットが定型でない会社は、間違いなく囲い込みをしている。

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