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2016年4月19日火曜日

宗教には、信仰を人間の内心に限定された個人的問題とするものもある。
他方、カルバン派のキリスト教(プロテスタンティズム)のように、信仰は人間の価値観、世界観の基本に据えられるべきと考える宗教もある。
こういう信仰を持つ人に、「宗教から政治に関する部分を一切、切り離せ」と要求することは、無理である。
憲法の政教分離原則とは、国家が宗教団体の活動に干渉することを禁止するものであり、宗教団体もしくは宗教を信じる人が政治活動をることを禁止するものではない。
宗教を信じる個人もしくは教団が、信仰的両親に基づいて、平和、生命倫理、環境などについて、自らの見解を述べることは認められている。

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