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2017年1月31日火曜日

社会保障という用語や概念が本格的に定着するようになったのは、世界的にみても20世紀に入ってからのことである。
ただし国家が国民の生活や健康に関して一定の役割を果たすという考え方そのものについては、16~17世紀のイギリスの救貧思想にルーツを見出すことができる。
16世紀半ばに、初めて救貧法が制定された。
英語では「Poor Law」であり、直訳すると「貧乏法」となる。
貧困世帯の人々のための収容施設が設置されたり炊き出し活動が組織された。
この段階での公的な救貧活動は、あくまでも施し的観点から行われていた。

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