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2017年6月24日土曜日

国債を民間が保有していれば、政府は毎年国債の利払いをしなければならないし、満期になると元本を返済しなければならない。
しかし、日銀は剰余金を全て政府に納付することになっているので、政府が日銀に利払いをしても、その利払い分は政府に戻ってくる。
つまり、日銀が国債を買って、日銀券を発行するということは、政府・日銀を一体として考えれば、国債を日銀券にすり替えるということを意味する。
日銀券に利払いはされないし、元本返済がなされることは無いから、日銀が国債を買った瞬間に借金は消える。
また、民間銀行が日銀に当座預金を預けて、その資金で国債を買っている部分についても、同じく政府が日銀に支払った国債の利払いは政府に戻ってくる。
もし、民間銀行が日銀に預けた当座預金を引き出す場合は、その分を日銀券で支払えばよい。
つまり日銀のバランスシートでみると、負債に計上された当座預金が日銀券に切り替わり、日銀券は返さなく良い負債だから、当座預金を日銀券に替えた瞬間に国の債務は消滅することになる。

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