現在のアメリカはGDPの2割が金融部門が占め、金融立国である。
日本の金融部門はGDPの6%、英吉利10%前後であり、アメリカの金融部門がいかに突出しているかが分かる。
金融と言うのは産業の潤滑油であり、補助的な役割を担うはずだが、アメリカでは主役なってしまっている。
第二次世界大戦までアメリカは、世界の工場であり、世界の農場でもあった。モノづくり大国だったのである。
そのアメリカが金融大国へシフトしたのは1990年代初めで、貿易赤字と財政赤字の双子の赤字に悩まされ、ドル安政策を採っていたが、いくらドルを下げても競争力を失ったアメリカの産業手は輸出が伸びなかった。
そこでアメリカはドル高政策に転換し、金融部門を強化することにした。
多くの金融商品を開発し、高いドルを維持することで、世界中から投資をアメリカに呼び込み、貿易赤字を投資マネーで補うようになるのである。
多くの金融商品を開発し、高いドルを維持することで、世界中から投資をアメリカに呼び込み、貿易赤字を投資マネーで補うようになるのである。
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