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2017年9月11日月曜日

1998年に長期信用銀行が破綻したが、その再生の際に多額の税金をアメリカ企業に持ち逃げされてしまった。
長銀は1998年に破綻し一時国有化された。
そして2000年3月にアメリカの企業、外国銀行の集合体である「ニューLTCBパートナーズ」に、わずか1200億円で買収された。
日本政府は不良債権は引き継がないで良い、という条件で長銀をLTCBに売却した。
長銀には4兆円という公的資金が導入されている。
公的資金導入と言うのは、投資家にとってはまたとない儲け話となる。
公的資金が導入される会社はボロボロだからタダ当然だが、多額の公的資金が注ぎ込まれれば。それだけで企業価値は上がる。
新生銀行として2004年に東証一部に上場を果たし、LTCBは1000億円以上の莫大な利益を得ている。
しかも、LTCBには日本の税金が課せられていない。
LTCBというのは法人ではなく投資組合であり、税金は課せられないからである。
これが日本の組合であれば、組合員に課税されるが、LTCBの場合は、組合員が外国企業だったので日本で税金はかからなかった。
日本政府はLTCBに対して、日本の税金を献納したようなものだった。

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