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2014年2月10日月曜日

安倍政権は、憲法改正に直ちに着手することができないので、集団的自衛権に積極的な小松一郎氏を内閣法制局長官に据え、解釈改憲を進めようとしている。

この手法は、ナチスがワイマール憲法を改正せずに国家体制を抜本的に転換したのと似ている。

1940年頃までナチス政権下における憲法理論の第一人者だったドイツ憲法学者のオットー・ケルロイターは、『ナチス・ドイツ憲法論』で、英米法のように解釈に幅のある憲法は、指導者により体現されることとなるので、指導者国家の法律や命令は必ずしも憲法の縛りを受けない、と主張している。

麻生副総理の「ナチス手口を学んだらどうかね」という発言には、ワイマール憲法自体の改正を迂回し、ナチス体制を構築した技法が、埋め込まれている。

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