2012年の総選挙で、TPP交渉への参加について、自民党が取 りまとめた公約は「TPPが聖域なき関税撤廃を前提にするなら、 TPP交渉への参加に反対する」だった。
農協をはじめとするTPP反対派は、当時、これでTPP交渉に参 加しない足がかりの一つができたと安堵していたが、これは明らか に「TPP参加を表明した公約」であった。
この公約のミソは「聖域なき」という言葉で、もしTPPが「聖域 なき関税撤廃」ということが前提になっているならば、TPP交渉 には参加しない、という意味になる。
しかし、このTPP交渉を事実上、取り仕切っているアメリカは、 一度も「聖域なき関税撤廃」とは唱っていない。
ありもしない前提をあえて掲げ、そうなれば参加しないと。
この公約は、戦後の政治文学の最高傑作の一つと言われている。
農協をはじめとするTPP反対派は、当時、これでTPP交渉に参
この公約のミソは「聖域なき」という言葉で、もしTPPが「聖域
しかし、このTPP交渉を事実上、取り仕切っているアメリカは、
ありもしない前提をあえて掲げ、そうなれば参加しないと。
この公約は、戦後の政治文学の最高傑作の一つと言われている。
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