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2014年7月20日日曜日

日本の財政赤字は1100兆円と言われているが、これは政府のバランスシートの右側(負債の部)だけの数字で、左側(資産の部)には650兆円の資産がある。

資産負債差額のGDP比は、アメリカと同程度の水準である。

財政破たんの尺度になるのが、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)レートである。

CDSとは債券を保有している人が一定の契約料(保険料)を払うことで、債券が債務不履行になった場合に、利息や元本の償還が受けられるようにするものである。

日本が財政破たんして、日本国債が債務不履行になる可能性が高いと投資家が判断すれば、契約料は高くなる。
GDSは、債券の安心度を表すレートであり、日本国債は世界でも10位程度の低いレートで推移している。

今のところ、身銭を切っている投資家は、日本が破たんするとは思っていないようである。

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