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2014年9月9日火曜日

「名目経済成長率 > 名目長期金利」を満たしていれば、安定的な国債発行ができる、という「ドーマーの定理」がある。
「名目経済成長率 > 名目長期金利」であれば、税収伸び率が金利支払い伸び率より大きいだろうから、プライマリーバランスが達成されていれば、国は資金繰り倒産しなくて済む、という考えである。
日本では1990年代以降、「名目経済成長率 > 名目長期金利」だったことは殆どないが、財政破綻せずに長期国債を発行し続けてこれた。
「ドーマーの定理」が働かなくても、金融機関と日銀が国債市場を支えてきたので、財政破綻しなかった。
現在は、日銀だけが国債大量買入れで財政破綻を回避している。

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