エマニュエル・トッドというフランスの人口学者が著書『移民の運命』の中で、アメリカにおいて今後、次のような事態が起きるだろうと予言している。
民主主義が成立する国は限られていて、相続が兄弟間で平等な国だけである。
総軸が平等な国は、世界でもフランスのバリ盆地と地中海沿岸のヨーロッパしかありえない。
総軸が平等な国は、世界でもフランスのバリ盆地と地中海沿岸のヨーロッパしかありえない。
日本のような長子相続、アングロサクソンのような遺言による相続の社会では、兄弟は差別される。
アメリカの場合は、「黒人の差別の上に白人だけの平等が成り立っている」という構造があって、この構造はいくら公民権運動をやっても変わらない、黒人差別は最後まで残る、というのがトッドの見方である。
0 件のコメント:
コメントを投稿