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2015年3月25日水曜日

財務省のサイトの中に「財務大臣になって財政改革を進めよう」というシミュレーシヨンゲームがある。
このゲームでは中期財政計画(2013年8月)における政府の財政権限化目標が基礎となっている。
ゲームには、国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)について、2015年までに赤字半減、2020年までに黒字化するという2つの目標がある。
しかし、健全化の手法について、歳入の増額と、歳出の削減しか選択肢がなく、結論として「増税を認める」か「社会保障を減らす」かのどちらかを選ばないと目標を達成できない。
「経済成長による税収増」、「増税による景気低迷に伴う税収減」という事は考慮されていない。
私が大臣になると、「目標を達成することができませんでした。行政サービスの停滞など、将来世代に更なる負担を残す事になりました」というメッセージが出て、高齢者が苦しんで、学校が廃校になり、山火事が消せず、交通事故が多発する恐ろしいイラストが出てくる。
つまり、「こんな悲惨な状況を避けるは、増税しか選択肢はない」という国民教育のツールなのである。

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