多国籍企業のグローバル会計操作は、各国の税収に大きな損害を与えるだけではなく、マクロ経済指標の意味を失わせ、金融のコントロールにも大きな悪影響を与えることになる。
例えばアイルランドの国は会計は、多国籍企業の会計操作によって、恐ろしく粉飾されている。
法人税率が12.5%にすぎないアイルランドで利益が生じるように、多国籍企業は、アイルランドの系列会社がわざと安値で輸入し、高値で輸出するように操作している。
そのため、国際収支統計でアイルランドの貿易黒字は、GDP比の25%にも達している。
この傍記黒字は、国の競争優位とは何の関係もない。
しかもアイルランド国民はそのようにして蓄積される余剰利益から何の所得も得ない。
この傍記黒字は、国の競争優位とは何の関係もない。
しかもアイルランド国民はそのようにして蓄積される余剰利益から何の所得も得ない。
余剰利益は全て海外の系列会社に還流されるので、アイルランドの国民純生産(NNP)はGDPより20%も低い。
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