「汝の敵を愛せ」というのはイエスの言葉として有名で、キリスト教の博愛主義を示すものと受け止められている。
敵を憎むのは人間として自然な感情で、憎しみは人の眼を曇らせ、その結果、現状を正確に認識することができなくなってしまう。
そうすると判断を誤り、結果的に自分が損をしてしまう。
そうすると判断を誤り、結果的に自分が損をしてしまう。
つまりイエスが説いているのは、「すべての人を愛せ」という抽象的博愛主義ではなく、人々をまず敵とそうでない者に分けて、その上で「敵を愛せ」と命じているのである。
キリスト教は「自分の敵は誰か」を常に意識している宗教なのである。
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