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2015年9月8日火曜日

戦前の官僚制度では、新任官は天皇陛下から直接に任じられる高等文官だった。
新任官が多かったのは、外務省と検察庁で、外務省という組織は国体の護持という戦前から連綿と続いている思想が背景にある連続性が極めて強い官僚組織である。
要するに日米安保条約というものが、戦後の象徴天皇制を担保する根源になっており、外務官僚にとって、だからこそ日米安保条約こそが象徴天皇を護持する最重要の装置だという考えがある。
まず日本文が見つかり、次いで英文も見つかった『昭和天皇独白録』は正しく東京裁判への備えとして編まれたものだった。

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