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2016年1月2日土曜日

ヨーロッパでは「ウェストファリア条約」以来、近代的な戦争を2度もやって、もう殺し合いは十分だという感覚が草の根まで浸透している。
「ウェストファリア条約」は「ウェストファリア体制」とも呼ばれ、1968年にドイツで締結された条約で、近代における国際法発展の端緒となり、近代国際法の元祖とも言われる条約である。
この条約によって、ヨーロッパでは30年続いたカトリックとプロテスタントによる宗教戦争に終止符が打たれ、条約締結国は相互の領土を尊重し、内政への干渉を控えることを約束し、新たなヨーロッパの秩序が形成される事となった。
一方、幸いにもアジアではヨーロッパと比べて戦争が量的にも質的にも少ないことから、アジア人自体の中で、「アジア人」という共通認識がなかなか持てないという乱暴な考え方も一理ある。

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