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2016年3月10日木曜日

1938年秋に、29歳で獄死した鶴彬はこんな川柳を詠んだ。
手と足をもいだ丸太にしてかへし
万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た
こうした壮絶な反戦川柳を作って逮捕された鶴の死には、官憲による赤痢菌注射説まで噂された。
蟻食いを噛み殺したまま死んだ蟻
蟻食いを蟻が噛み殺すことなどあり得ないが、鶴の短くも壮絶な生涯は、その有り得ないことが有り得たかのような感じである。

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