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2016年4月1日金曜日

戦前・戦中の「修身」の教育が、国家による国民教化であったとして、GHQの指導により敗戦後に停止され、その基本とされていた「教育勅語」も1948年の国会で失効した。
戦後の道徳教育は公民教育思想に基づき、社会科の中で育まれることとなり、社会科で社会や人間関係について学び、それらを通して道徳的な判断力を育んでいく方針がとられるようになった。
これが転換されたのが、1958年の岸内閣の時で、小・中学校の学習指導要綱が改訂され、1960年から「道徳の時間」が設けられるようになり、それ以来、教科外活動として行われてきた。
そして、第一次安倍内閣の時から、道徳を正規の「教科」にしたがっていたが、その意向を受けて文部科学省は2018年度から、道徳ほ正式な「教科」にすると発表した。
つまり、今後は道徳という科目が成績表にも加わり、道徳心が評価されるようになるのである。
今後、教育現場で言葉巧みに子供たちに「愛国心」を刷り込む指導が徹底されていく恐れがある。

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