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2016年7月29日金曜日

日本銀行は金融緩和をしても景気が良くならないので、2016年2月に日本初の金融政策である「マイナス金利」を導入した。
日本銀行に各銀行は「当座預金」を持っており、その中身は大きく2つ「所要準備額」と「超過準備」に分かれている。
所要準備額というのは、必ず日銀に預け入れておかねばならないお金の事で、一定額を預けることが法律で決められている。「法定準備預金額」とも言い、金融機関が破綻しないための預金である。
この所要準備額には金利は付かないが、所要準備額を超えた「超過準備」には、0.1%の金利がつく。
銀行全体が日銀に預けている超過準備の額は200兆円で、利息は0.1%としても2000億円にもなる。
そこで、黒田総裁はこの超過準備の一定額を超える部分に関して、0.1%のマイナス金利を適用することで、銀行の貸出を増やそうとする事を狙っている。
このマイナス金利導入により、銀行の利益が減るの事になり、実際には融資が大幅に増えることなく、ATMの時間外手数料の値上がりなど、銀行の手数料が上がりにより、国民負担が増えることになった。

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