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2016年10月7日金曜日

「NISA」より、「確定拠出年金」の方が、節税メリットが圧倒的に大きい。
確定拠出年金は掛金が全額所得控除とされるが、NISAはあくまでも、運用益に税金がかからなくなるという仕組みであり、運用成績がマイナスだった場合は、節税メリットは全くない。
利用価値の高い確定拠出年金だが、加入者数は2016年1月時点で25万人と知名度はイマイチである。
生命保険会社の個人年金の加入者が2000万人以上であることを考えると、どれだけ確定拠出年金が普及していないかが分かる。
確定拠出年金の利用者が少ない理由は簡単で、確定拠出年金で扱う投資信託は信託報酬が安く、金融機関にとって儲からないからである。
全く儲からない商品を、広告宣伝費をかけて普及させるインセンティブが、金融機関には無いからである。
売る側にとって儲からない確定拠出年金は、利用する側にとっては、メリットのある投資商品ということになる。
確定拠出年金のデメリットとしては、「60歳までお金を引き出せない」という点があるが、年金6割時代への備えと考えると、容易に解約できない事はメリットと考えることもできる。

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