現在は、親の介護を担うのは、息子の嫁ではなく、自分の娘が一般的になっているが、日本ではずっと昔から嫁が義理の親の老後の世話をしていたと思う人が多いが、それは歴史的にせいかくではない。
嫁が義理の親をみるのが一般化したのは、日本では近代以降、明治政府が民法で家を制度化してからである。
少なくとも江戸時代の武家では、息子が親の面倒を見ていた。
当時は、親の介護は公務に匹敵する武士の仕事であり、今でいう介護休業に当たる制度(「看病断(ことわり))が、諸藩において定められていた。
当時は、親の介護は公務に匹敵する武士の仕事であり、今でいう介護休業に当たる制度(「看病断(ことわり))が、諸藩において定められていた。
また、寝たきりの親の世話をする時にどんなことに気を付けるべきか、どのような食事をどのゆうに食べさせるのが良いか、といった介護技術を指南する男性向けのハウツー本も出回っていたという。
時代の長さ的にも古さ的にも、親の面倒を息子が見ていたという方が、伝統というにふさわしい老親介護の形なのである。
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