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2017年3月25日土曜日

日本の人口は2050年には1億人を切り、世帯数も2020年をピークに減り始め、2020年から2035年にかけて350万世帯減少すると推計されている。
2015年時点の推計では、日本の人口の26.8%、3385万人が65歳以上であり、80歳以上は1002万人に達している。
世帯で減少するのは「夫婦と子供からなる世帯」であり、ピーク時の1985年の1519万世帯から、2010年は1447万世帯となっており、2035年には1153万世帯に減る。
これに対して、単身世帯は1679万世帯から1846万世帯に増加し、夫婦と子供の世帯よりも700万世帯多くなる。
問題なのは65歳以上の1人暮らし世帯が増加することであり、80歳以上の1人暮らし世帯だげても157万世帯から295万世帯に増える。
この1人暮らし高齢者の多くが、大きな持ち家に住んでいる。
2008年の「住宅・土地統計調査」によると、持ち家に住む夫婦いずれかまたは夫婦ともに65歳以上の夫婦のみ世帯440万世帯のうち、部屋数5室以上に住む世帯は333世帯である。
そして1人暮らし世帯268万世帯のうち、部屋数5室以上に住む世帯は169万世帯である。
つまり、「住宅・土地統計調査」よると2013年の空き家数は820万戸となっているが、これに合わせて大量の空室が存在するのである。

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