バンガードの創業者ジョン・C・ボーグルは、「ファンド自身によるファンドの統治」という極めて稀な会社の統治構造を作りだした。
会社の所有者を外部につくるからこそ、投資家ではなく所有者の利益を優先せざるを得なくなる。
結果的に顧客本位の経営を歪ませる利益相反を生んでしまう。
それならば、所有者と顧客を同質化させれば究極の顧客本位が成し遂げられると考え、この理念だけで本当に会社を作ってしまった。
結果的に顧客本位の経営を歪ませる利益相反を生んでしまう。
それならば、所有者と顧客を同質化させれば究極の顧客本位が成し遂げられると考え、この理念だけで本当に会社を作ってしまった。
パンガードは、実費以上に受け取った経費を投資家に還元し、経費率を引き下げるという前例のないビジネスモデルを考案してしまった。
株式会社ではあるが、外部株主は存在しない。
株主はバンガードの米国籍の各ファンドで、その運用残高に応じてバンガードの株式を所有し、ファンドごとの運営委員会が議決権を行使する仕組みである。
株主はバンガードの米国籍の各ファンドで、その運用残高に応じてバンガードの株式を所有し、ファンドごとの運営委員会が議決権を行使する仕組みである。
株主への配当もなく、余計な利害関係者が介在しないため、諸経費が発生せず、顧客への利益還元は益々高まることになる。
ちなみにこのビジネスモデルの仕組みのパテント(特許)も取っていない。
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