日本において「女性が育児をするもの」という考え方が広がるのは、大正時代に都市部から始まり、昭和時代に徐々に庶民の世界に拡大していったと思われる。
第一次世界大戦後に景気が良くなった日本では、多くの企業や銀行が誕生し、安定して給料がもらえるサラリーマンが生まれた。
1930年時点でサラリーマンは日本全体で200万人しかいなかった。
このサラリーマンというエリート男性の出現と共に、「専業主婦」という存在が生まれることになる。
このサラリーマンというエリート男性の出現と共に、「専業主婦」という存在が生まれることになる。
また日本で初めて「母性」という言葉が用いられることになったのが、大正時代のことで、スウェーデン語の翻訳として日本に登場したが、言葉が普及するのは昭和時代に入ってからとなる。
「母性は本能」という育児専門家がいるが、大正より前の日本人は「母性」という言葉を知らなかったのである。
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