研究者のトマ・アステブロが、血気盛んなイノベーターが発表した1100近い新発明の運命を調べると、市場まで行き着いたのは、そのうち1割に満たず、しかも市場に出たものの6割が赤字になっていた。
これらのイノベーターの半数は、自分の発明が市場で間違いなく失敗に終わることを予想するネガティブな客観的批評を受けて発明を取り下げたが、残る半数のうち47%の人はそのまま突き進み、当初の損失が倍増した時点でようやく諦めた。
とはいえ、1100の発明のうち、6つが大成功を収め、1400%を超える利益をもたらした。
不屈の楽観主義者がひと山当てようとクジを買い続けるのも、この種の当たれば高額ではあるが極端に確率が低くて予測不能な見返りのせいである。
さらに楽観的な起業家やイノベーターに、次に億万長者になるのは自分だという希望を抱かせれば、何千時間となく働き続けさせることもできる。
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