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2017年8月14日月曜日

2016年に、フィリピン政府は最新の国勢調査(2015年実施)の結果を発表し、総人口が2015年8月時点で1億98万人に達した。
既にフィリピン政府の人口委員会が、1分当り3人の子供が生まれているという推計に基づき、2014年夏の時点で1億人を突破したとみられることを発表していたが、2015年の国勢調査で正式に1億人達成が確認された。
過去の国勢調査の結果を見ると、総人口は2000年時点では7651万人、2010年時点では9234万人となっており、過去15年間で3割以上も人口が増加している。
フィリピンの人口増加は、今後もかなり長い期間に渡って続くとみられており、国際連合の人口推計によると、当面はルン間1.5%のペースで増加し、2025~2030年の間には日本の人口を超えると予想されている。
2050年には総人口は1億4826万人に達し、実に2090~2095年まで人口増加が続くと見込まれている。
2095年の総人口は1億6814万人に達すると予想されている。
人口動態にも極めて恵まれており、国民の平均年齢は25歳と極めて若く、生産年齢人口(15~64歳の人口)の総人口に占める比率が増える時期となる人口ボーナス期が2050年頃まで続くと見込まれている。
高齢人口の比率は一貫して低く、2050年頃になってようやく10%程度に達するとみられており、その結果、生産年齢人口の比率は2050年頃まで上昇し、2050年時点では総人口の3分の2を生産年齢人口が占めると予想されている。
21世紀はアジア全体で高齢化が進む中、フィリピンは例外的な存在で少なくとも見通せる将来に老いることを心配する必要はない。

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