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2017年8月14日月曜日

フィリピン中央銀行は、金融政策以外にも銀行の規制・監督、外貨準備の管理、為替政策など、幅広い機能を有し、支店も含めると総勢5000人程度を擁する巨大な機関である。
日本で言えば、日本銀行、金融庁の大部分、財務省の国際局を足したような機能を持っており、まさに経済政策の司令塔としての役割を果たしている。
フィリピン中央銀行は、金融政策運営面では安定的なインフレ率と高度成長を両立させている。
また、銀行監督面では銀行部門の不良債権比率は2%程度と低位安定するなど、金融システムの安定も実現しており、テタンコ総裁(2005~2017年)の功績は大きい。
米系金融誌「グローバル・ファイナンス」は、2011年から6年連続でテタンコ相殺を世界最優秀の中央銀行総裁の1人に選出し、その実績を高く評価している。

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