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2017年8月14日月曜日

フィリピンの海外労働者からの送金やBPO産業の発展は、フィリピンの経済成長に繋がっているだけでなく、国債収支上、重要な外貨獲得手段となっている。
2003年には経常収支が黒字化し、それ以降は安定的に黒字を維持している。
2015年時点では貿易収支は赤字ではあるものの、経常収支はGDP日3%程度の黒字となっている。
外貨準備高も増加傾向にあり、近年てば800億ドル以上となっており、これは15ヶ月分の輸入金額に相当する。
フィリピンは海外発の経済・金融ショックに対して耐性が強くなっている事を意味する。
海外発の経済ショックを起点として、投資家のリスク回避姿勢が高まり、新興国から資金流出が生じる際には、経済のファンダメンタルズが脆弱な国、特に海外から借り入れに依存しているという意味で経済収支の赤字国が狙い撃ちにされる事が多い。
フィリピンは、相対的にその可能性が低い国と言える。

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