1999年6月に村上世彰氏は「株式会社エムアンドエイコンサル ティング」という投資顧問会社を設立し、翌7月に通産省を退官し た。
資本金は38億円で、オリックスがそのうち30億円を出資し、以 後、事件になる間際まで、オリックスは発行済み株式の45%の出 資を続けていた。
役員にはオリックス側から社長室担当部長が入っていた。
オリックスと村上氏との繋がりは、これだけではなかった。
オリックスの関連企業に、14階建ての研修施設「セミナーハウス クロス・ウェーブ船橋」を運営目的に1996年3月に設立され 、休眠状態になっていたクロス・ウェブ社が、2001年1月に社 名変更され「エム・エイ・シー」となった。
休眠会社をオリックスから買い取り、代表に村上氏が就任した。
これが後に「M&Aコンサルティング」となる。
役員には、オリックスの社長室長を務めていた宮内義彦氏の側近が 入っていた。
アルファベットとカタカナだが、読み方が同じ2つの別法人があっ た。
村上ファンドは、オリックスの連結決算対象企業として公表してお らず、その関係を世間に知られたくない会社だった。
資本金は38億円で、オリックスがそのうち30億円を出資し、以
役員にはオリックス側から社長室担当部長が入っていた。
オリックスと村上氏との繋がりは、これだけではなかった。
オリックスの関連企業に、14階建ての研修施設「セミナーハウス
休眠会社をオリックスから買い取り、代表に村上氏が就任した。
これが後に「M&Aコンサルティング」となる。
役員には、オリックスの社長室長を務めていた宮内義彦氏の側近が
アルファベットとカタカナだが、読み方が同じ2つの別法人があっ
村上ファンドは、オリックスの連結決算対象企業として公表してお
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