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2014年3月22日土曜日

1999年6月に村上世彰氏は「株式会社エムアンドエイコンサルティング」という投資顧問会社を設立し、翌7月に通産省を退官した。
資本金は38億円で、オリックスがそのうち30億円を出資し、以後、事件になる間際まで、オリックスは発行済み株式の45%の出資を続けていた。
役員にはオリックス側から社長室担当部長が入っていた。

オリックスと村上氏との繋がりは、これだけではなかった。

オリックスの関連企業に、14階建ての研修施設「セミナーハウス クロス・ウェーブ船橋」を運営目的に1996年3月に設立され、休眠状態になっていたクロス・ウェブ社が、2001年1月に社名変更され「エム・エイ・シー」となった。
休眠会社をオリックスから買い取り、代表に村上氏が就任した。
これが後に「M&Aコンサルティング」となる。
役員には、オリックスの社長室長を務めていた宮内義彦氏の側近が入っていた。

アルファベットとカタカナだが、読み方が同じ2つの別法人があった。

村上ファンドは、オリックスの連結決算対象企業として公表しておらず、その関係を世間に知られたくない会社だった。

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