2011年3月11日の同時多発テロでは3000人の犠牲者を出した大惨事後、アメリカ人は「飛行機は危険だ」と不安に感じ、長距離の移動にも車を使用するようになった。
しかし現実には、車は飛行機よりも遥かに危険だったのである。
アメリカでは、交通事故の死者は年間で6000人に1人。
それに比べて飛行機は極めて安全な乗り物で、事故による死者は全世界で年間500~1000人であり、これを確率にすると、毎日飛行機に乗ったとしても事故に遭うのは500年に1回となる。
それに比べて飛行機は極めて安全な乗り物で、事故による死者は全世界で年間500~1000人であり、これを確率にすると、毎日飛行機に乗ったとしても事故に遭うのは500年に1回となる。
仮に1週間に1機の割合で旅客機がハイジャックされて墜落したとしても、毎月1回飛行機を利用する人がテロに遭遇して死亡する確率は13万5000人に1人でしかないという。
ハイジャックが頻発する恐ろしい世界でも、車での移動は飛行機より20倍以上も危険なのである。
同時多発テロの発生後から、アメリカでは路上での事故死が急増している。
交通事故死亡者数は1年後に元に戻るが、その間、移動手段を飛行機から車に替えたことで増えた死者の数は1595人と推定されている。
同時多発テロは、人々のリスク感覚を狂わせたことによって、1年間でテロ被害者の半分にも達する犠牲者を新たに生み出していた。
交通事故死亡者数は1年後に元に戻るが、その間、移動手段を飛行機から車に替えたことで増えた死者の数は1595人と推定されている。
同時多発テロは、人々のリスク感覚を狂わせたことによって、1年間でテロ被害者の半分にも達する犠牲者を新たに生み出していた。
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