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2014年11月14日金曜日

2014年度予算は、8月の概算要求段階で事実上、財務省が各省庁ごとに示す限度額の基準である「シーリング(概算要求基準)」なく、青天井になっている。
概算要求としては異例であり、青天井になったので、一般会計概算要求の総額は99.3兆円にまで膨らんだ。
その後、財務省と各省との予算折衝を経て政府当初予算が決まるが、概算要求と当初予算の間には経験則がある。
2001年度から2013年度まで、リーマンショックの対応をせざるを得なかった2009年度を除き、当初予算は概算要求を5%カットした水準となっている。
2014年度の当初予算は95.9兆円である。
尚、この「4%カット」の法則は、当初予算の見せかけのためでしかなく、当初予算は補正予算で修正される。
2009年度(リーマンショック対応)と2011年度(東日本大震災対応)を除き、5%程度の追加補正が組まれている。
結果として、元々の概算要求を1%程度上回る水準で本予算は決定する。

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